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想像する 一人の命、一人の人生

心に残った場面を絵や作品にしてみよう

ハンナと一緒にアウシュビッツでの死へと送られたかばん。

 

幸せだったころは、都会に暮らす大好きなおばあちゃんを訪ねるたびに、ハンナが使っていた旅行かばん。

帰り道は、田舎ではめずらしいフルーツやおもちゃなど、

おばあちゃんからのプレゼントでいっぱいになる

かばんでした。

 

今は空っぽだけど、

ハンナの悲しみも幸せな日々の思い出も、

夢や希望もつまっているかばん。

 

そっと開けてみると、何が見える?・・・

 

児童書『ハンナのかばん』を読んだり、お話を聞いた後で、

それぞれ心に残った場面を絵や工作で表現してみよう、と言うと、子どもたちが思い浮かべる場面は様々です。

 

ハンナが大好きだったスケート、収容所のお母さんから届いた

パンでつくったお守り、アウシュビッツの鉄条網。。。

 

そして、お互いの作品をならべて見てみると、13歳という短い

ハンナの生涯の中にも、こんなにたくさんのかけがえのない

場面があったんだね、と実感できます。

 

子どもたちがこれから、一つのモノ、一人の人物と、

いろんな出会いをするたびに、そこにどんな思い出や命、

苦しみや喜びがあったんだろう、と立ち止まって考えてみる

心を育んでほしいです。

学習例

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